競馬の単勝の平均配当はどのくらい?

配当・回収率・倍率

競馬の単勝の平均配当をお探しですか?

現代競馬には現在8種類(単勝、複勝、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単)の買い方が存在しており、他に近年では一気に数億円の配当を得る可能性もあるWIN5という特殊な馬券も存在しています。

競馬の単勝の平均配当は幾ら位なのか、幾ら勝つ事ができれば平均よりも上なのかという事は事前に知っておきたい点ですよね。

この記事では、単勝の平均配当だけではなく、他の券種の平均配当などについても詳しく解説していきたいと思います。この記事を参考に、是非平均配当を理解しておきましょう。

単勝の平均配当は約1040円!他の券種とも比較

単勝は1着に入る馬を的中させる券種になり、現代競馬の中では3着以内に入る馬を1頭当てる複勝に次いで当てるのが簡単な馬券です。当てるのが簡単という事は、それに見合う配当も少なくなるのが当然。という訳で単勝馬券も他の券種と比較すると平均配当は少なめとなっています。

以下で現代競馬で公開されている券種の平均配当を紹介していきます。

  • 単勝⇒1045円
  • 複勝⇒365円
  • 枠連⇒2110円
  • 馬連⇒5875円
  • 馬単⇒11948円
  • 3連複⇒23827円
  • 3連単⇒41757円

単勝の平均配当は大体1000円位。最も高く最も的中確率の低い三連単の平均配当は約4万円と、単勝とは40倍以上の差がある事がわかります。しかし配当と的中率の相関図も非常に分かりやすく、単勝と枠連の平均配当は大体2倍の差がありますが、これは的中率から見ても2倍の差があるという事が分かっています。

他にも馬連とは約6倍の差ですがこれも単勝から見ると的中率は大体6倍の差となっています。このように、当たりにくい券種は極端に的中率が低くなっており、その分だけ見返りも大きいという事になります。

WIN5の平均配当は約1700万円

単勝馬券を極めて先にある一番の頂と言えばWIN5です。JRAの公式サイトに掲載されている説明文をまずはチェック。

JRAが指定する5つのレースそれぞれで1着になると思う馬を選び、5レース全ての1着馬を当てる馬券です。1着になると思う馬は、自分で予想しても、コンピューターにおまかせしてもOK!WIN5には、これまでにない馬券の楽しみ方があります。

出典元:http://www.jra.go.jp/dento/win5/basic/

JRAが指定した全てのレースの1着を的中させると高額配当がもらえることで知られているWIN5ですが、的中難易度はかなり高く、的中させるだけで巨額の大金が入ってきます。

何と平均配当は16,974,375円となっていて、過去最高の払戻金額は約4億2000万円です。

1レース目・北九州記念 ⇒ バクシンテイオー(8番人気)
2レース目・NST賞 ⇒ エイシンローリン(6番人気)
3レース目・札幌記念 ⇒ ネオリアリズム(5番人気)
4レース目・3歳上500万下 ⇒ セフティーエムアイ(15番人気)
5レース目・3歳上500万下 ⇒ グラミスキャッスル(1番人気)

ちなみに最高額が出たレースの着順は上記のようになっていて、最後のレースこそ1番人気が勝ちましたが大波乱になったのは4レース目。何とこのレースでは最も低い人気の15番人気の馬が勝利。1レース目から3レース目に関しても中穴が勝利するという波乱続きのレースだった事が影響して、上記のように驚愕の払戻金額となりました。

ちなみにこれは最高額ですが、WIN5は的中した人でお金を分配するという性質上、とんでもない低い金額で決着するケースも多くあります。

1レース目・甲斐路ステークス ⇒ ダイワマッジョーレ(2番人気)
2レース目・桂川ステークス ⇒ アイラブリリ(1番人気)
3レース目・轟ステークス ⇒ エバーローズ(1番人気)
4レース目・ブラジルカップ ⇒ ナムラビクター(1番人気)
5レース目・菊花賞 ⇒ ゴールドシップ(1番人気)

何と5レース中4レースが1番人気の勝利という結果になり、的中票数は87,953票で7320円の払い戻しという過去最低額の結果になりました。どれ位の配当になるかは分からないWIN5ではありますが、他の券種と比較しても飛び抜けて高い平均配当額である事は間違いありません。

さらにこの券種は単勝を極めていけば更に当てやすくなる券種であるとも言えますので、興味がある方は是非こちらのWIN5も試してみる価値は十分にあると思いますよ。

平均配当額から見る馬券の買い方のコツ

上記で平均配当額などをまとめて紹介してきましたが、ここからは平均配当額から見る馬券の買い方のコツや気になった点をまとめて紹介していきたいと思います。単勝馬券にしか興味がないという方も、他の券種にも興味があるという方も是非チェックしてみて下さいね。

3連単だけ確率と配当金額の割合が比例しない

これはコアな競馬ファンの間では有名な話ですが、上記でも説明したように的中率と平均配当金額は大体比例しています。

単勝よりも3倍当たりやすい複勝の配当金額は単勝の約1/3であったり、馬連よりも3倍の確率であたる枠連の平均配当金額は1/3になっているなど、的中させるのが難しくなればその分だけ配当金額も比例して増えていくというのは当然と言えば当然なのですが…

三連複は三連単よりも6倍も当たりやすい券種でありながら、3連単の配当金額は3連複の約2倍です。要するに、ここだけ全く的中確率と配当金額が比例していないという事になります。

3連単は今競馬界において最も熱くて注目されている馬券ではありますが、しかし当たりにくい反面、3連複の方が比例を考えるとお得なのかなと考えてしまうかと思います。

適正予算金額は+20%程

平均配当金額に大体20%くらい上乗せした金額がその馬券に投じる1番の適正金額であると言われています。要するに単勝馬券で回収率をあげる為に勝負をしたいと考えている方は、大体1200円から1500円位の間でレースにチャレンジする事で、平均配当金額を考えると妥当であると言えます。

ハイリスクハイリターンの考え方には決して当てはまらない安定志向の馬券の買い方ではありますが、単勝の場合は一気に何十万円も賭けても、見返りはたかが知れていると言えます。

それならば固く固く買うのがおすすめで、一気に高額配当を得たいと考えているのであれば三連単がベストな訳ですから、それを考えるとやはり適正予算金額は大体+20%程と考えておくのが良いと思います。

まとめ

単勝だけでなく他の券種の平均配当金額をまとめて紹介してきましたが参考になりましたか?平均配当はあくまで目安となる数字になりますので、必ずその数値になるという訳ではありません。

単勝の平均配当金額は約1000円ではありますが、1日12レース全てのレースでオッズ1桁台の馬が勝利し、400円や600円の間をウロウロしているなんて事は日常茶飯事です。長い目で見た場合は上記の数字で大体収束していくものの、それは全てのレースで集計した結果になりますので、本当にあくまでも目安くらいで考えておくのが良いと思います。

しかし目安は目安でも、一つの考え方には出来ます。要するに単勝で1000円以上の払い戻しを得た場合は、平均よりも高い利益を得る事ができたと自信をもって考えていいです。

単勝の先にあるWIN5は少々桁違いなので除外するとして、単勝は複勝と比べても配当が低い券種ではありますが、安定志向で固く勝ち続ける事ができる券種でもあります。興味がある方は是非単勝馬券での勝負をしてみましょう!