競馬の単勝で多点買いは勝てる?

買い方

競馬の馬券の中でも、安定して勝つには単勝が良いと言われています。

1着になる競走馬を当てるという素人の方でも分かりやすいですし、競馬の原点と言っても過言ではない馬券ですよね。確率は低いものの100倍以上のオッズの競走馬の単勝を当てた時の喜びは忘れることは出来ないと思います。

しかし、上位人気馬ともなると、オッズは10倍以下、5倍以下、3倍以下。ダントツの1番人気になると1.5倍程度となるので、しっかりと競走馬の実力を見抜く力も必要になってきます。

なかなか少数点では当たらない時には、とにかく当てたいという一心で、多頭買いしたくなる時もありますよね?

最初に言ってしまいますが、単勝の多頭買いはおすすめ出来ません。

この記事では単勝の多頭買いを推奨出来ない理由や、どういう買い方がおすすめなのかなど詳しくご紹介していきたいと思います。競馬を始めたばかりで、どうやって馬券を買えば良いのか分からないという方は是非参考にしてみて下さいね。

単勝の多頭買いは推奨できない理由と解決策

冒頭でもご紹介しましたが、単勝の多頭買いはおすすめ出来ません。その理由は、トリガミと言われる的中したのにマイナス収支になる可能性が非常に高いことが挙げられます。

単純に考えると単勝を2点購入する場合、どちらのオッズも2.0倍以上じゃないとマイナス収支になってしまいますよね?2.0倍以下の馬券を買う時には、厚めに賭ければトリガミになることを回避出来ますが、そこまで美味い馬券ではなくなってしまいます。

2点でもそこまで美味しくないのに、これが4点5点となるとさらに単勝で購入する意味がなくなるのです。単勝で買うのであれば2点まで、出来れば1点で狙うのが良い方法だと思います。

以下では、単勝の多頭買いを解決する方法について詳しくご紹介していきたいと思います。

下位人気馬なら多少は問題なし

単勝の多頭買いが問題ない時は、下位人気馬ばかりを購入する時です。オッズが10倍以上の競走馬なら5点買っても十分な払い戻しを期待することが可能となります。

しかし、人気別の勝率の記事でもご紹介していますが、1番人気の競争馬でも勝率は32.8%となります。オッズが10倍を超えるような競走馬がレースにもよりますが5番人気以下になると思います。5番人気馬の勝率は7.5%、6番人気は5.5%、10番人気になると1.2%しかないのです。

荒れる予想で下位人気馬の激走を期待する時には単勝多頭買いは多少効果的かもしれませんが、確率は非常に低いということを忘れてはいけないと思います。

また、下位人気馬の時であれば、複勝でもそれなりに美味い馬券になる可能性もあるので、無理に単勝を購入するのではなく、複勝での購入も検討してみて下さいね。

他の馬券種で考える

単勝の多頭買いを考えるという時は、勝ちそうな競走馬が多くて悩んでいるという時だと思います。例えば2頭勝ちそうな競走馬がいた時には、どちらも3着以内入るという予想になりますよね?

そんな時にはその2頭のワイド1点買いにしたり、その2頭を軸にして三連複・三連単にすることで、大きなプラス収支にする馬券を購入することが出来るのです。

5頭になると少し悩みますが、5頭の馬単ボックスにしたり、三連複のフォーメーションにしたりと工夫をすることが必要になります。

単勝で2頭勝ちそうな競走馬を見つけることが出来ているということは、そこまで予想を絞ることが出来ている証拠でもあるので、わざわざ単勝にするのではなく他の馬券種での購入を検討するのも一つの手だと思います。

馬券購入をスルーする

競馬では、全てのレースを購入していてはなかなかプラス収支にすることは出来ません。競馬が趣味で予想することが楽しくてやっているという方であれば問題ないと思いますが、安定して勝ちたい、お金を増やしたいと考えている方はレースの選定も非常に重要になります。

「あっ!このレースはこの馬で決まりだな!」という自信を持って馬券を購入出来ないのであれば、無理に馬券を買う必要はなく、他のレースに目を向けることも重要になります。

馬券にはJRAの取り分や、競走馬・騎手の賞金を馬券からまかなう為に、控除率というものが設けられています。基本的には、購入された馬券の金額を的中者に分配するのですが、控除率があるので全額を分配されているわけではありません。

単勝は複勝と同じく馬券の中で最も控除率が低く、20%となっているのでプラスにしやすい馬券ではあります。しかし、この控除率がある限りしっかりとレース・競走馬を見極めて的中率と回収率をアップ出来るように工夫していきましょう。

単勝で勝つ方法とは?

ここからは、単勝で勝つための方法についてご紹介していきたいと思います。競馬で勝つ為には最も安定していると言われている単勝ですが、ただ買えば良いという訳はありません。

単勝で勝つためには何を意識するべきなのか、何を注意するべきなのかを解説していきます。1着を当てるという単純な馬券ですが、だからこそ奥が深く面白いのだと思います。なかなか単勝で勝てずに悩んでいるという方は是非参考にしてみて下さいね。

中穴人気馬を狙う

1,2,3番人気の競走馬は勝率も高く、当たる確率は高くなりますが、オッズとのバランスの関係であまりおすすめすることは出来ません。

例えば1.5倍の1番人気の競走馬の単勝を買い続けたとします。10レース分馬券を購入し、1レースに1,000円ずつ賭けていたとすると、総投資は全部で1万円になります。

全てのレースが的中すれば15,000円の払い戻しとなるので、プラス5,000円になりますが、もし3レース外してしまうと払い戻しは10,500円でプラス500円、4レース外れると払い戻し金は9,000になるのでマイナス収支になってしまうのです。

1番人気の競走馬の勝率は上記でも紹介しましたが32.8%なので、自分の実力を高めてさらに的中率を上げることが出来たとしても、最低でも10レース中7レース以上当てる必要があります。これは、非常に難しく誰でも出来ることではありません。

その為、出来れば4番人気から7番人気くらいの中穴の競走馬を狙うのがおすすめです。あまりにも下位人気の競走馬になると勝率が非常に低くなるので、狙うのはおすすめ出来ません。

勝率とオッズのバランスが良い中穴狙いで使うのが良いと思いますよ。

騎手で選ぶ

競馬において騎手は非常に重要な要素になります。もちろん、競走馬の能力、距離適性、調教なども大切ですが、それらを引き出す騎手の実力も結果に大きく影響を与えています。

大きなレースを見れば、勝っている騎手は上位の実力を持つ騎手の方たちばかりです。また、ずっとタッグを組んでいた騎手からの乗り替わりはかなり不安要素になりますし、単勝で狙うのは危険とも言えますね。

逆に、不調だった騎手から上位実力騎手への乗り替わりは注目したいですね。近走で凡走している可能性もあるので、人気が落ちることが多くあり、高オッズに期待することが出来るのです。

単勝で馬券を狙う時には、競走馬のデータだけではなく、騎手のデータなどもしっかりと馬券に反映させる必要があると思いますよ。

まとめ

今回の記事では、単勝の多頭買いは勝てるのか?について詳しくご紹介させていただきましたが、参考になりましたでしょうか?

基本的には単勝の多頭買いはおすすめしていません。やはり単勝は1点で厚く賭けることで夢が広がりますし、レースへの熱料も増えて行くのだと思います。どうしても多頭買いしたいという方は、上手くトリガミにならないように掛け金の分配を考えて馬券を購入して下さいね。

また、時には馬券を買わないという決断も必要になると思います。しっかりとレースを見極めて、中穴の競走馬が好走しそうなレースを見つけましょう!